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ソプラノ新井千惠(新井千恵)のブログ

オペラの入場料、お札がもう1枚必要なのでは?

◆特別なオペラ、というだけあって伝えたいことがたくさんあり

セラピストとして活動を始めて半年更新できなかった音楽ブログもようやく更新ペースが戻ってきています。

今日、椿姫の当日も応援にきてくださる、マインドブロックバスター インストラクター仲間の あけみん と会って、チケットをお渡ししたときに出たのが標題の言葉です。


◆ええ入場料、3000円なんです。

私が過去にソリストとして出演したオペラで

大ホールでオーケストラ伴奏の舞台が確か1万5000円。

小さいホールでも5000円以下でオペラ全幕というのは、日本でもあまりありません。

しかも出演者は学生ばかりではありません。

専門教育を経て海外で研鑽を積みすでに仕事をしている方、在学中でもすでに外の舞台で仕事をされている方ばかり。

それでこの価格でできるのは、もちろん理由があります。


◆舞台のために必要な費用は

稽古場と稽古、本番のための人件費

合唱

オーケストラ

舞台スタッフ(搬入、撤収、舞台監督)

舞台セット

字幕

照明

ホール利用料

チラシ制作費

その他諸々…

入場料の総体が財源であるなら、オーケストラ伴奏の入るグランドオペラのメインキャストは、チケットを100枚くらいもつのは割合普通の事のようですが、

今回私たちはそういうことをしていません。


◆単純に言って

全部自分たちで賄い、経費のコントロールもキャストが担っています。

通常稽古で稽古場を取らなくてすむのが大きく

合唱は当日のキャストや別公演日の出演者が担当

オーケストラはピアノが

セットは最小限に、照明効果のために背景用のパネルを十数枚手作りし、

ホールの舞台のサイズに合わせてリノリウムを切り

それぞれ運搬、搬入して使っています。

椿の字幕は私が4公演分作りましたが、字幕はオペラに関わってから取り組むようになったものの、翻訳自体は元々プロとして料金を頂いてやっていたことです。

チラシ制作も演奏の傍ら制作やWebデザインを請け負うキャストが担当

照明、舞台の仕込みは監修の先生方のご縁で一流の照明家、舞台家の方に仕込みに来て頂き、指導して頂いた上で、出演日ではないキャストが担当しています。

大変だけど、お客様にも出演者にも費用を上乗せしない仕組みを作っています。


◆通常オペラの主役をお引き受けするときには

100枚単位のチケットを預かり、売れないときはその分を負担することもあるのだそうです(1万円のチケットを毎回100枚…としたら、いかに演奏のみで活動を続けることが困難かご想像いただけるかと思います)。


今回は私の公演日は私が公演インペク(座長というのですかね(^^ゞ)ということで経費のコントロールをしており

従来のようにチケットノルマを抱えて

売れなかった分は勉強と経験の対価

というような関わり方をしていません


採算がとれなければアルフレード役の江頭君と共に赤字を被ることになっています。


◆オペラってよく分からないけれど

私が(またはキャストの○○さんが)出るなら行ってみよう

と思ってくださったお客様の期待に応えるために

いい舞台にしようと、歌の面でも舞台作りの面でも協力してくれる仲間のためにも

演奏で応え

収支の面で心配をさせない

というのが

座長を兼ねるヴィオレッタ役の責任だと思っています。


◆で最後が街頭演説的に終わるわけですが(^^ゞ

正直この舞台、入場料3000円は安いです。

ちょっと遠かったけど(新宿から急行で30分弱)

ここまで来た甲斐はあった

と思っていただけるように

あと3週間、全力で向かいます(^^)


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by chiearai | 2015-03-21 21:12 | 歌と日常

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