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コンクールで疵のない、以上の演奏を目指して

◆6/5(金)の松尾賞記念コンサートまで、2週間を切りました。

しばらくはこちらのコンサートの情報をお知らせしていこうと思います。

メールやFacebookではお知らせしているのですが、こちらのコンサートはとてもとても特別な機会です。


◆大阪国際音楽コンクール、という関西で本選が開かれるコンクールは

年齢的には幼児から小学生、大人まで、学生もプロもアマチュアも網羅し、弦楽器、管楽器、声楽のソロ、チェンバロやピリオド楽器、マリンバ、マンドリンを含む民族楽器、2台ピアノ、連弾、アンサンブル、デュオ、リサイタルと楽器も演奏形態も幅広く

予選は日本全国、フランス、オーストリア、アメリカ、タイ、韓国と世界各国で開催され(このため近年は、特に高校生以上の部門の上位は海外からの参加者が取ることが多いです)

入口の時点では間口の広い、巨大規模のコンクールです。


◆このコンクールは本選の後に、高校生以上の各部門の最高位の出場者だけで「グランプリファイナル」という部門オープンのコンペティションがあるのですが

松尾賞記念公演というのは、このグランプリファイナルを通過した出場者と、全出場者の中で審査員の印象に残る演奏をした若干名に提示される、コンクールの副賞としての企画で

私はこのグランプリファイナルの出場対象にならない部門で受けていたのですが、縁あってコンサートの推薦が頂けたようなのです。

入口の時点から数の上だけでみたら、全体の1%以下の確率で成立した機会。


◆先日私にこのコンクールを薦めてくださった、大学時代の先生のところに伺ってこのお話を知ったのですが

共演のピアノ、ハープのお二人も、将来性を感じさせる個性的な演奏をするとのこと。
このお二人と一緒に組ませていただいたということもまた、喜んでいいことだ思うと仰ってくださいました。

こんな大きなお話を自ら宣伝して回らねばならないというのがまた大変なのですが、今までの機会とは状況が違います。

物理的に可能であるなら、ぜひ三人の演奏を聴いていただきたいと思っています。


◆コンクールというのは、疵のない演奏をするというのが第一条件

正直私は、本選で完璧な演奏ができたわけではなく、それが最高位でも三位という順位に表われた自覚はあるのですが

提示したプログラムと当日の演奏は、非常に話題になったのだそうです。


◆コンサートで演奏する曲は

学生時代から長く歌ってきたラヴェル、プーランクの歌曲

生前に大学で指導を受ける機会を頂いた故・畑中良輔先生の歌曲を中心に

大阪まで足を運んでくださった方たちが「もう一度聴きたい」と言ってくださっている

長く歌ってきた大切な曲ばかりでプログラムを組んでいます。

ぜひご連絡くださいませ!


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by chiearai | 2015-05-23 14:39 | オペラとコンサートのこぼれ話

ソプラノ新井千惠(新井千恵)のブログ


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