私たちが決めたこと。
2015年 09月 06日
こちらのコンサートは学生生活を終えてからご縁ができて、人に恵まれ場所に恵まれ
相棒に恵まれで7年目に入っています。
ただ、良くも悪くも慣れ過ぎたのかもしれません。
お客様に喜んで頂くことに、喜んで頂く曲を探すことに
そういう曲を演奏することに、慣れ過ぎた。
◆演奏活動と仕事で他の全てが飛んでしまい
ブログも旅日記はここ一年まったく上げられていませんが
実は先月、リハーサルの途中で
突然限界を感じて
どうにも歌えなくなる場面がありました。
幸いその理由はすぐ分かり、その晩文字通り徹底的に話し合うことで
新たに向かうべきスタンスがみえて
そしてそれを実際に試す日が、いよいよ近付いています。
◆本当の意味でお客様が喜ぶ曲とは
そんなことは誰にも分かりません。
自分たちがベストと思う
カジュアルな機会だからとか
クラシックになじみのない方が多いとか
(少しは気にするけれど)
基本的には
場所が変わっても通用する
リサイタルプログラムを組み
本気で演奏する。
それに共感してくださる方に出会えればいい
そう思うことにしたのです。
(もちろん今まで本気じゃなかったということではないです。
幅広い年代、国籍の方に楽しんでいただく事を常に考えて選曲いていただけ。
それがお互いに、そんなに意味はないんじゃないかと思うようになっただけで…)。
◆手配してくださる音楽事務所に作って頂いていたCDを
今は自分たちでプレスして売っていますが
その枚数が多い方のプログラムを
クラシックの演奏家である私たちには真似することができません。
仮に
真似して取り入れて演奏することができない曲が喜ばれる曲だとして
それは私たちにはできない。
だとしたらどうするか…
その答えが次のコンサートであり
それはクラシックの演奏家が
演歌や歌謡曲、テレビ番組のテーマソングを並べて
プログラムを組むことに対してのアンチテーゼでもあります。
◆外国語の歌詞が聞えて来た途端に
立ち上がって帰ってしまう人もいる
CDを販売していることをアナウンスしたところで
日本語の通じるお客様が一人もいないこともある。
(言葉が通じなくても、事情を察して買いに来てくださる方もいますが(^^))
そこで
お客様が喜ぶ「かも」しれない曲を
本当の意味ではそこまで寄り切れないのに
中途半端に寄ろうとしても
どっちも消化不良
この演奏が無料でいいはずがない、と
お客様自ら
声をかけてCDを販売してくださったこと
お客様の数は少なくても、聴いてくださった全員がお買い上げくださったこともある
まず自分たちが信じる演奏を
どこに行っても
同じように楽しんでいただけるように
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by chiearai
| 2015-09-06 00:39
| 歌と日常